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「EBMを活用する」 第2章エビデンスレベル濫用期

エビデンスレベルを知った当時の僕は、とてつもなく強い武器を手に入れたような感覚に陥ってしまい、間違った方向に大暴走しました。

当時はどこに行っても、エビデンスレベルの事なんて周りの誰も知らなかったので、ディベートでは連戦連勝、有名な先生のセミナーや、学会に参加しても質疑応答でコテンパンにするというまさに無双状態。

教授クラスの先生にも平気で噛み付いておりました。

快感すら覚えていたと思います。

今思えば、若気の至りとはいえ《完全にアウトな奴》でした。

どういう事かと言うと

カラクリはこうです。

【ディベート編】
相手は自分が強いと思う武器を用意します。

でも、その武器が全体の中でどのぐらいの強さのレベルなのか?を相手は理解していません。

それに対して、僕は相手の武器のレベルを知っちゃているので、初めから相手の武器より強い武器を用意すれば良いだけだったのです。

必勝法でした。

【有名歯科医師セミナー編】
エビデンスレベルを知った上で、セミナーを受講すると講師の先生の学術レベルは丸裸です。どれだけ有名だろうと、どれだけ大先輩だろうとお構いなしに丸裸に見えていました。

例えば、ある分野においての世界的な権威が講演会で、
「このような症例の場合、私の長期の経験から○○するのが良いと考えられます。あるいは結論づけられます。具体的にはこうです」

という感じで言ったとします。

そうすると多くの受講者は「なるほど、なるほど、勉強になりますー」となる訳です。少なくとも当時はほぼそうでした。

でもこれは残念ながらエビデンスレベルでは一番最低な根拠なのです。

世界的権威の先生がEBMをしっかりと理解している場合を除き、
「有名な○○先生が言ってるから」
「専門家委員会の見解だから」
「教科書に書いてあったから」
は全て最低の根拠水準なのです。
(意外ですよね?)

例外はあります。
あるトピックにおいて、これらの最低水準より高いレベルの根拠が得られていない場合は、現在得られている根拠として有効となります。

中には相当に悪質だと感じる講演会もありましたが、下手に文献を持ち出して、いかにも信憑性が有るかのように振る舞っただけでも当時の僕はそれが許せなかったのだと思います。

要するにクソ生意気な新人歯科医師だったと言えます。「間違ってる!」という正義の名のもとに、やりたい放題でした。
(相手もさることながら、僕のやっていた事も大きな間違いです)

兎にも角にもこういった経験が、さらにEBMの世界にのめり込むきっかけとなったのです。

実践編へ続く。
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# by tsukidate-dc | 2020-01-19 23:50 | Dr.勇樹 | Comments(0)  

犬でも出来る【待て】が出来ない歯医者

面白いタイトルですよね。

歯医者はまるで”犬以下”のような言いっぷり。

でもまさにその通りなんです。

歯科医師が集まる勉強会や症例検討会では、しょっちゅう耳にするやりとりがあります。

「ここまでの期間は?」

「時間かかり過ぎだよ」

「早く補綴入れろよ」
(補綴とは冠やブリッジ、入れ歯などの事です)

という具合です。

そして、患者さんからも
「まだ、治療かかりますか?」

「いつまで治療続くんですか?」

最初に、お時間のかかる方には、
「年単位で、お時間かかると思います」と説明して御理解頂きますが、それでもこのような質問は後を断ちません。

そうすると(昔は)思うわけです。

勿論、出来るだけ早くしてあげたいと。

でも、よくよく考えてみると何もダラダラ治療していたわけではなく(むしろ処置は早い方じゃないか?と自負しています)、待つべき期間をしっかりと待つ事が大切だと知っているからの事なので、現在は自信を持って待ちます。

僕の背中を押してくれたのは、いつかの竹内泰子先生の言葉でした。

その言葉こそが、今日のタイトルの言葉です。

「犬だって【待て!】と言えば待てるのに、日本の歯医者は待てないんだよね」

言われた時は、あまりにも的を得ていて思わず吹き出してしまいました。

「確かに‼️」

【待つべき時】
待つべき期間にはしっかりとした科学的な根拠があります。

例を挙げてみます。
歯周病の検査時期
歯肉縁下の処置を行った後の組織の回復は30日(1か月)で約40%。60日(2ヶ月)で約60%。90日(3ヶ月)で約80%回復し、以降ゆっくりと緩慢に回復して12ヶ月(1年)で成熟されます。
Magnusson.et.al (1984)
他Hrft.et.al.(1991)  Bardersten.et.al(1984,1987)
    Loos.et.al(1988)
も同様の結果を報告。

すでに30年〜40年前の見解です。

しかし、現行の保険制度では1ヶ月で算定可能なのです。つまり、わずか40%の回復で治癒の評価が可能になってしまっているという事です。

【早けりゃ良いってもんじゃない】の一例です。他にも歯を抜いた後の治癒期間等、様々ありますが全てが保険診療で反映されているわけではないという事です。

「何故時間がかかるのか?」


時間をかけて説明する方が大変で、さっさと患者さんの回転率を上げて(黙々と治療を進め)利益を出す方が実は簡単だったりします。

でも、長くメインテナンスで患者さんと関わり、信頼を得るには、やはり前者の方法を取るのが賢明だと僕は思っています。

※因みに以前竹内泰子先生に、日本の歯科界の遅れと独自路線を皮肉たっぷり込めて

「日本はまるでガラパゴス状態ですね」と言ったら、

「ガラパゴスに失礼!」と返されました。

秀逸!

つまりそれ以下だと言う事です。
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# by tsukidate-dc | 2020-01-18 17:30 | Dr.勇樹 | Comments(0)  

「EBMを活用する」 第1章出会い

※1月13日ブログの続きです。

EBMとの出会いは約20年前。

岡本先生率いる歯周病学講座に入局して間もない頃のお話です。

先輩方と食事していると、何気ない話から喧嘩というか、言い争いが勃発しました。

僕は殴り合いになったらすぐ止められる様に、スタンバイしていたのですが、いつの間にかそのディベートのレベルの高さに感動して、聞き入ってしまったのを覚えています。

                        〜   回想 〜 

「それは19○○年に○○らの論文で結論が得られてますよ」

「でもそれは追加研究で19○○年にこういう結論に至ったんだよ」

「でもその論文では、実験方法に問題があって...」

のようなやり取りだったと思います。

何もかもがチンプンカンプンだった僕ですが、圧倒された事だけは強烈に覚えています。

「この人達は、論文の著者と年代が全て頭に入っているのか?」と素朴に疑問をいだきました。

その内の1人の先輩は、僕の直属の指導医だったので、厳しいと評判の先生でしたが、お願いして鍛えてもらう事にしました。

最初に教わったのは論文は【読み方】だという事。

「星の数程ある論文をむやみやたらに読めば良いというものじゃない」

100の論文より1の論文が勝る事があるという事を知りました。

大学病院に何年勤めるかわかりませんが、数多く論文を読むよりも地元八戸に帰るまでに「論文の読み方」をマスターしたいと思っていました。

そうすれば大学を去った後も、無駄の少ない勉強が出来ると思ったのです。

20年前といえば、まだEBMが広く浸透していなかった時代です。

そんな中、文献にはエビデンスレベル(根拠水準)がある事を学びました。

この事が僕にとって大きな転換をもたらしたのです。
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2003.11.23 ヤンベンストレム講演会後の親睦会
第一章 完


# by tsukidate-dc | 2020-01-17 12:40 | Dr.勇樹 | Comments(0)  

10キロおじさんに感謝

朝、シャワーを浴びている10分だけはTVを観ています。

昨日の羽鳥慎一のやつです。

非常に迷惑な10キロおじさんのニュースが取り上げてられていました。

思い返すと昨年、煽り運転(宮崎被告でしたっけ?)で一般人ながら数ヶ月に渡り全国から叩かれていた人がいましたね。

確かにあの様な人は迷惑だと思いますが、煽り運転での暴力より、その後の社会的制裁の方が何倍も強烈だったと感じておりました。同乗していた方の過去や人間関係まで洗われて、批判されていましたからね。
まるで殺人者並みの扱いでした。

後を絶たない煽り運転はその後、法改正により厳しくなったのですが、僕は少しだけ心配しておりました。

こういう時に慌てて法改正した時は往々にしてバランスが悪いと感じる事が多いからです。法律を作る側の方達には感情に流されず、民意に忖度せずに冷静に法整備していただきたいです。

つまり、ノロノロ運転に対する規制も厳しくする必要があったという事です。

奇しくも今回の10キロおじさんの件で、見直し検討するそうです。

いやいや、去年一緒にやっておけよ!という話です。

宮崎被告のように強烈なキャラに相当するキャラが出てこない限りは、誰も動かないだろうなと思っていた矢先にやってくれました。10キロおじさん!!

見事にハマってくれました。

僕に言わせると宮崎被告より何倍も罪が重いと思っています。何故なら宮崎被告の被害者は数名でしたが、
10キロおじさんの場合、100メートルを越える渋滞も引き起こしていたようです。しかも10年。その中にはバスやトラックも含まれていたようなので本当に迷惑だと思います。

もし、救急車だったら大変です。それこそ命に関わります。

煽り運転の被害者の皆様には同情致しますが、ノロノロ運転では、もっと不幸な被害者が生まれる可能性があると思いました。

法定速度があるなら、スピード違反だけでなく、ちゃんとノロノロ運転も【同等】に取り締まって欲しいです。

なんて事をシャンプーしながら考えておりました。

にしても、ノロノロ運転の事を「逆煽り運転」と言っていましたが、ピンときませんでした。

逆煽りってなんだ??

https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/ann?a=20200114-00000059-ann-soci
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# by tsukidate-dc | 2020-01-16 08:45 | Dr.勇樹 | Comments(0)  

ご推薦賜わりました

広告や宣伝から完全撤退して1年が経ちました。

通院中の患者様に迷惑しかかからないので、この先も当分(いや、ずっとかも)は、考えていませんでしたが、この度、師である岡本浩先生と竹内泰子先生からのご推薦を賜わりましたので、お受けする事にしました。
ご推薦賜わりました_a0135326_17482197.jpg

当院HPにバナーを設置しました。

タップすると
ご推薦賜わりました_a0135326_17484941.jpg
こんな感じです。

ただそれだけです。

集患に繋がるとは思えないので、一安心です。

# by tsukidate-dc | 2020-01-15 14:40 | Dr.勇樹 | Comments(0)  

緊急事態!

緊急事態!_a0135326_21383177.jpg

2020年、早くも当院過去最大の試練です。

これまでも深刻な人手不足に悩まされておりましたが、2年前の約半分の人数で、何とか全員で必死にこなしてきている状況です。

そして、現在2名の妊婦さんが在籍しており、その内1名は今週末には出産の為、長期休暇に入ります。

もう1名は、3月くらいまでは何とか頑張って働く予定だったのですが、体調により一時休養が必要になりました。

大事を取らなければいけない時期なので、無理はさせられません。

ただし、今後の患者様の診療予約に関して言えば、残っている我々の頑張りでどうにかなる問題ではなく、物理的に不可能な状況となってしまいました。

来週から僕も含めて診療で稼働できる人数は2名のみです。

本日より緊急対策を練りますが、通院されている患者様の中には今回の影響が出てしまう方が、どうしてもおられると思います。

我々の状況や都合は、早く治したい患者様にとっては関係の無い事です。

本当に断腸の思いではありますが、患者様から頂いている貴重なお時間のお約束をこちらから破る事があると思います。

それでも都合よく、待って下さいとは言いません。

信頼を裏切ってしまった場合は、どうぞ転院して早く治療されて下さい。患者様に不便な思いをさせるのは我々の望むところではありません。

体制が整い次第、一から信頼を取り戻すべくやり直すつもりです。

とはいえ、まだ我々も死んだわけではないので諦めてはいません。限界を越えてもやれるだけやってみます。

2ヶ月〜3ヶ月程、御迷惑をお掛けしますが、御理解頂ければ幸いです。

大変申し訳ございません。

# by tsukidate-dc | 2020-01-14 21:32 | Dr.勇樹 | Comments(0)  

原稿締切り間近

カルロスゴーン氏のニュース画像を見た時に、奥様がローランドにしか見えなかった築舘です。金髪の外人女性を見るとYOSHIKIかROLANDに見えてしまいます。
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さて、歯科医師会会報での原稿締切りが迫っています。昨年6月に行った新人発表の内容を原稿に起こさなくてはなりません。

正直ほとんど覚えていませんが、折角なのでブログのネタにしてしまいます。

1年前に新人発表がある事を告知され、何を話そうかと悩んでいましたが、数名の先生からやはり歯周病について話して欲しいとリクエストがありました。

歯周病という事でしたら新たに準備する必要もないし、ネタも豊富なので特に何もせず余裕をぶちかましておりました。

ところが、発表まで2週間と迫った頃に参加した勉強会で、どうしても気になった事があったのです。

その勉強会では、とある先生が論文を翻訳して内容を解説してくれたのですが、論文自体が近年稀に見る【クソ論文】だったのです。

解説してくれた先生も、途中で酷い論文だと気づいたらしいのですが、上の先生から指示された為、最後までやり遂げたと仰っておりました。

1時間弱くらいの時間ではありましたが、学んだ事は「このご時世にまだこんなレベルの低い論文が存在していたのか」という事でした。

訳した先生の心中お察し致します。

教科書や、専門誌と違って論文には一定のルールに沿っていますので、読み慣れると、ものの数分でおおよその内容は把握出来る様になります。

そうだ!これを新人発表でやろう!

となりました。

つまり、論文の読み方について解説しよう!

です。

ここからは、慌てたのを覚えています。

表題を「論文の読み方」みたいにしてしまうと、新人発表らしからぬ、上から目線で生意気な感じがしてしまうので、「EBMを活用する」としました。

EBMとは、Evidence Based Medicineの略で直訳すると「根拠に基づく医療」となります。

当院HPの基本コンセプトにも記載しているくらいですから得意分野というか日常の切り取りです。

次回は「EBMを活用する」の内容を、歯科医師向けではなくブログ用にアレンジしてみたいと思います。

ではまた明日。







# by tsukidate-dc | 2020-01-13 17:47 | Dr.勇樹 | Comments(0)  

パラドックス(paradox)第二弾【ゴミの分別】(後編)

昨日の記事を簡単にまとめると、ゴミを分別する最大の目的はリサイクルでした。

リサイクルの代表格であるプラスチック製品のペットボトルが、実はたったの6%しかリサイクルされていなかった。残りのほとんどが焼却処分されているにもかかわらず、選別、回収に417億もの税金が投入されていた。新たに作るよりもリサイクルする方がコストがかかっていた
廃棄物貯蔵庫8年満杯説とダイオキシン猛毒説はウソだった。

でした。

今回はその続きです。
①ダイオキシンについての補足。
②環境悪化の懸念は他にも温室効果ガスによる
 地球温暖化があったので、その考察。
③プラスチック製品以外の現状。

これらも考察してみます。

まずダイオキシンですが、生物への影響がわかってきたのは1970年代。ベトナム戦争で使用された「枯れ葉剤」の成分であったダイオキシンが、マウスや、ラッ等の動物実験で非常に強い毒性を示す結果が出ました。この結果を受け、日本では1990年代後半あたりからダイオキシン規制が始まりました。
学術的にその時点では毒性について明確にわかっていなかった為、予防的に規制するいわゆる「予防原則の規定」が制定されました。大事をとって厳しめの数値で規制をした姿勢は評価出来ると思います。

その後研究が進み、ダイオキシンは塩分のある所で有機物を300℃から500℃で燃焼させると合成されるという事が判りました。
つまり、塩を振った魚を焼くと必ず発生するという事です。

昨日のブログで登場した東京大学の和田攻名誉教授も「少なくとも人は、モルモットのようなダイオキシン感受性動物ではない。また現状の環境中ダイオキシン発生状況からみて、一般の人々にダイオキシンによる健康被害が発生する可能性はほとんどないと考えられる」と2001年に論文発表しました。以降否定される事なく、ダイオキシン被害による患者も出ていないのです。

予防的規制は評価に値しますが、研究が進みその毒性が極めて低い事が判明したにもかかわらず、何故、公にしないのか釈然としません。

それには理由がありました。利権です。(出た!!)

ダイオキシンが猛毒という存在でなければ困る人達がいるという事です。
ダイオキシン関連の利権は年間1800億円あると言われています。ダイオキシン規制運動するための政府天下り機関や団体。ダイオキシン生成防止する為の焼却施設の建設やダイオキシン測定業者がそうです。

全てをなくすのは現実的ではないにしろ、速やかに「史上最強の毒物」とでっち上げたマスゴミや政府広報には訂正報道をして頂きたいです。
そして正しく予防出来るように法律改正は必要だと考えます。そうでなければ無駄な費用をかけ、永遠と誤解の解けぬまま、「史上最強の悪者」扱いされ続けてしまいます。

さて、温室効果ガスによる地球温暖化についてですが、こちらについてもどうやら闇がありそうなので
改めてブログで取り上げてたいと思います。
(長くなるので今回はカット)

ではプラスチック製品以外もみてみましょう。

ガラス瓶はどうでしょうか?リサイクル可能ですが、色のついたガラスはリサイクルで混ざると汚くなるので、日本ではなかなか商品になり難いようです。

ガラスは焼却すると最後に「スラグ」という物質に変わり、焼却炉の下から出てくるらしく、これを資源として有効利用が可能になるとの事です。大量だと問題ですが、家庭から出される程度の量であれば生ゴミと一緒に焼却して問題ないと言うのです。

「ガラスも燃やせるんだ!!」

紙ではどうでしょう。紙のリサイクルと言えば再生紙ですが、こちらも新しい紙を作る2倍の石油が必要となりますのでとても環境に良いとは言えません。
他のゴミ同様、自治体主導で無駄に税金をかけて回収しています。
紙は原料が森林資源ですから、もしこれが不足しているのであればその不足分だけを再生紙で補えば良い(現状日本に不足はない)のに、劣化を繰り返す再生紙をそこまでして作る必要があるのか全く理解不能です。

解決策としては業者に任せた方が良さそうです。そうすると業者はビジネスなので必要分だけを回収します。何故ならコストがかかるから。そうすると結果的に需要と供給のバランスが取れるので経済的です。

もう、お願いします。税金はちゃんと使って‼️

金属はどうでしょう。
特にアルミ缶(アルミニウム)はボーキサイトから作られていて、これが日本では採れないと言う事でした。なので、アルミ缶を分別してリサイクルする事は経済的でエコになるそうです。

必要な分別をまとめてみると、
金属、アルミ缶は分別◎
紙類は分類○。紙類をまとめて業者主導のちり紙交換なら◎。
その他は全て一緒にして焼却が◎

ゴミの分別は3種類で十分という結論に、至りました。

環境を良くする為にリサイクルするはずが、ほとんどのものはリサイクルする事で逆に環境や経済に優しくない事が次々と明らかになって来ました。

意外や意外、案外適当な思い込みや被害妄想で物事が決まっていて、いつの間にかそれが常識となっています。

だからといって現実に僕は八戸市のゴミのルールを守っていないのか?というと、実はめちゃくちゃしっかり守っています。

何故なら僕の周りの人達が、こんなゴミの分別ごときのせいで、白い目で見られたり、叩かれたりするのは望んでいないからです。

自治体や国と闘っている暇なんて無いので、納得なんかしておりませんが従っております。

それが大人ってやつなんですよね?

くだらねぇ。

※調べていろいろわかってくるうちに、腹が立って来ちゃいました。暴言をお許し下さいませ。

違った角度から物事を見る事は大切です。

日々苦労されながらもご家庭をしっかり守って下さっている主婦の方々のお手間がほんの少しでも省ければと思い、書かせていただきました。

では、また明日。
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Amazonで購入した、暖炉風LED電気ストーブ。お気に入りです。

# by tsukidate-dc | 2020-01-12 14:10 | Dr.勇樹 | Comments(0)  

パラドックス(paradox)第二弾【ゴミの分別】(前編)

八戸市はゴミの分別に厳しい。

福島県郡山市に住んでいた頃(10年以上前)は、独身で若かったせいもあるが、かなり無頓着にゴミを捨てていました。それ程厳しくもなかったと思います。八戸に帰って来た時はその厳しさに驚き、かなり面倒臭かったのは記憶に新しいです。

適当にゴミを捨てると、奥さんから
「ちゃんと分けて捨てて!」と言われ
「焼却場行ったら一緒じゃん!」なんて口ごたえしようもんなら、「屁理屈はいいから、分けて!!」と言われ「はいっ!!」と答える。

こんなやりとりはきっと僕だけじゃないはずだ!

でもでもでも、本当にこんなにゴミを分別する必要があるのでしょうか?

さあ、始まりました。パラドックス第二弾【ゴミの分別】です。

考察していくには、何故ゴミの分別が必要で、分別しないとどうなるかを知る必要がありそうです。
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小学生の為の環境リサイクル学習ホームページから。
答えは
①リサイクルルートに乗せる為
②リサイクル出来なくなるから
でした。
他も似たり寄ったりです。それらしくは書いてますが
強いて追加するなら
③環境に悪い
くらいでしょうか。
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やはり代表的な理由はリサイクルにあるようです。

ではこのリサイクルについて深掘りしたいと思います。

説明にもあるように、ペットボトルは焼却すると二酸化炭素を発生させ、温室効果ガスの増加を生じ、地球温暖化に影響すると記載しています。リサイクルする事でそれを防ぐのだと。

ペットボトルのリサイクルについては1995年にガラス容器、紙製容器とともに「容器包装リサイクル法」が制定されました。1997年から本格施行したのですが、その利便性からペットボトルが爆発的に大量消費される事になり、2015年には56万トンを超えました。消費量が増えてもちゃんとリサイクルされているなら問題無いのですが、なんと実際にリサイクルされているのはたったの6%。残りは焼却されるか海外に売られていました。

「何だ、結局燃やされているんだ」

そればかりか、この機能していない選別、回収に年間4178600万円もの税金が使われている(平成25年分別収集・選別保管費用の全国推計結果の調査データ)と知って愕然としました。

さらにペットボトルはリサイクルから作ると3.5本分の石油がかかると言うのだから開いた口が塞がりません。新たに作る(2本分が必要)よりコストがかかっています。ペットボトルは石油製品の中でもよく燃えるらしいので、生ゴミと一緒に燃やすのが最も効率的で環境にも良さそうです。

なる程、それでも改善されないのは、プラスチックを燃やした時に出るあの変な匂いのせいで、有害物質が発生していると勘違いされているのも一助になっていそうです。

それにしても何故、自治体は無駄を少なくするために業者に委託せずに税金を湯水のように使いたがるのか甚だ疑問です。

自治体によって大きく分別の決まりが異なっている事も解せません。

リサイクル法制化(2001.4施行)の際に危惧されたのは、
①廃棄物貯蔵庫が8年で満杯になる。
②焼却炉からダイオキシンが出る
でした。
まず、8年と言うのは、当時そのまま貯蔵庫に捨てるというあまりにも非現実的な仮定をしたマスゴミなどが伝えた数字で、専門家の中には2000年時点で計算すると150年は大丈夫だったそうです。

ダイオキシンにしても学術的に猛毒である根拠は無く、メディアが作り上げた風評でした。
東京大学の和田攻教授が「科学が社会に負けた」と書いた事でわかる通り、TV等で毒物に仕立てられたものだったのです。
その証拠に、メディアがダイオキシンの事を報じなくなってから、世界中でダイオキシンによる患者はただの1人も出ていないことからも証明出来そうです。

そう言えば、「主婦と老人は暇だから、ゴミの分別でもさせておけば良い」というドン引きな論理を展開する東大教授もいたようですよ!

ゴミ分別問題に首を突っ込んでみたら、予想以上に闇が深いので、続きはまた明日。

疲れた。 

# by tsukidate-dc | 2020-01-11 07:20 | Dr.勇樹 | Comments(0)  

パラドックス(paradox)第一弾【減塩】

パラドックス(paradox)とは、正しそうに見える前提と、妥当に見える推論から、受け入れがたい結論が得られる事を指す言葉。逆説、背理、逆理とも言われています。

科学が日進月歩で進化し、あらゆる情報が手に入りやすくなった現代では、これまでの常識が簡単に覆ったり、隠蔽されてきた情報が漏洩し、隠しきれなくなっていると感じます。

科学は嘘がつけません。何故なら事実を事実としてのみ証明出来るからです。問題はそれを扱う人間、企業の利権や政治が絡んだ時に歪みが生じる事があるようです。

パラドックス第一弾は【減塩】を考察してみます。

短命県青森に住んでいると、そこかしこで減塩の文字を目にします。スーパーで買い物していると醤油や味噌等、減塩ではない商品を探す方が苦労します。僕の大好きな食塩入りのトマトジュースなんてもはやレアです。

「減塩って言えば、何でも売れると思いやがって!」という何気ない憤りから始まりました。

それが「ん? そもそも本当に健康に良いのか?」の疑問に変わり、調べてみると予想通りの結果でした。

ここで、誤解の無いように注釈を入れますが、僕は何度もこのブログで書いているように、バランス感覚を最重視していますので、「こうだったから、こうした方が良いですよ!」などと言うつもりは全くありません。一方通行で一過性の常識や情報に対して、アンバランスを感じ、疑問を持つだけです。
「それは、言い過ぎなんじゃないの?」
「それは大袈裟でしょう!」
「そこまで言うと詐欺や洗脳の類じゃない?」
てな具合です。
アンフェアなものに違和感を感じる体質のようです。

ではまず減塩と最も密接に関係しているといわれる高血圧で考察して見ましょう。

塩分(ナトリウム)を過剰摂取すると、血液の浸透圧を一定に保つ為に血液中の水分が増えます。結果的に体内を循環する血液量が増えます。そうすると抹消血管壁の抵抗が高くなり血圧を上げてしまうと考えられているようです。

これだけ見ると
「へぇー」と、なってしまいそうです。でも科学的に血圧と塩分の関係性はまだ十分には解明されていないのです。

しかも、減塩によって血圧を下げる効果は、1日の摂取量を6g未満にする事で、高血圧患者の約20%の血圧を下げる事が出来ます。しかし、残りの80%の血圧には変化が殆どありません。

さぁ、考えてみて下さい。1日の摂取量6gは、梅干し3つ食べると軽く越えます。味噌汁も3杯でアウトです。
そこまでして頑張っても20%は下がるから!と喜べますか?

80%には関係ないのに??

もちろん、細かく言えば感受性の問題等もあるでしょうが、これだけ大々的に健康に良いと謳うには、疫学的なエビデンスの点からも乏しいのでは?

僕もかつて歯科医師国家試験で勉強しました。日本人の1日の食塩摂取量は10gだと。でもこの数字って本当に根拠あるのでしょうか?

学術的に根拠を見つける事は出来ませんでした。
根拠が無いとする根拠も見つけられませんでした。

という事は、どちらでもないという事です。
「そんなん国家試験に出すなよ」と言いたいです。

1988年にアメリカシカゴのノースウェスタン医科大学のスタムラー医師が食塩摂取量と血圧の関係について厳密な調査(どのような厳密な調査かは不明)を行った結果、「食塩摂取と高血圧発症率との関係は無いか、あっても弱い」との結論に至ったようですが、表舞台には出なかったようです。

さらに減塩を行う事で血液中のナトリウムが減ると、腎臓から血圧を上げるホルモンが分泌されます。これは標準生理学(医学書院)という医学書に記載されています。

減塩による弊害はこれに留まりません。
①高血圧励起
②心筋梗塞リスク増加
③糖尿病悪化
④交感神経緊張、代謝低下
⑤免疫力低下
⑥ガンリスク増加

減塩で最もリスクとなるのはミネラル不足です。ミネラルは様々な代謝と関係していて、ビタミンと共に補酵素として重要な役割を果たしています。

※因みに食卓塩と称される精製塩は体内では逆にミネラルバランスを大きく崩してしまうとの事で、ミネラル補給は天然塩に限られるようです。

皆さん、そもそも点滴で考えて見て下さい。
点滴の成分には、塩化ナトリウムが入っていますよ。直接血液中にです。医療現場で何故食事の塩を減らしているのに点滴で塩を血管に入れるのかを今一度考えた方が良さそうです。

とにかく減塩って表記すると売れるのだと思います。
いかにも健康に良さそうですが、僕は一種のプロパガンダだと捉えています。

最後にもう一度念を押しますが、減塩なんてしなくていいなんて言うつもりはありません。

当たり前で疑う事さえなかった様な事でも、少し知るだけで違った見方が出来るというお話です。

無理せずバランス良く、食事は美味しくいただきたいです。
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# by tsukidate-dc | 2020-01-10 08:30 | Dr.勇樹 | Comments(0)