あ然
最初、見た時は衝撃でした。そして、呆れ果てて言葉になりませんでした。
それくらい、今回の事件はあり得ない、あるまじき事なのです。インプラント手術で最も重要な事の1つに感染防止があります。
だからこそ、準備の段階から厳密な衛生管理が徹底されていなければなりません。このことは決して特別なことではなく、当然すぎる程当然の事なのです。
この事件をきっかけにインプラント治療を予定していた患者さんは二の足を踏むかも知れませんが、インプラント治療そのものは、残念ながら歯を失ってしまった方には、最良の治療である事に変わりはありません。
僕自身も、何らかの原因で歯を抜かざるを得なくなった時、やはりブリッジでも入れ歯でもなくインプラントを迷わず選択すると思います。
ただ、いくら「うちは関係ない。安心して下さい」といっても、患者さんは、このような事件があれば不安になることも事実だとおもいます。
当医院では、インプラント治療の際、手術直前にインプラント体の未開封の容器を患者さんに確認してもらい、目の前で開封いたします。
このような事件をきっかけにそれぞれの歯科医院が、自分の医院の衛生管理、診療システムを見直し、あらためて医の倫理について考える事が大切だと僕は思います。
by tsukidate-dc | 2010-01-22 08:40 | Dr.勇樹 | Trackback | Comments(2)