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伝える難しさ

今日は、とある市内の歯科医院の院長先生からご依頼を受けた重度歯周病患者の医療面接と現在他院様通院中の患者様で現在行なっている治療と今後の方針に不満があると言うことで当院に転院を希望する方の医療面接がありました。

ここで抜歯判定の基準は歯科医師によって大きく差があるという事を解説しようと思ったのですが、昔と違って最近では患者様の方がよくご存知なのではないでしょうか?

それどころか、過度の期待を持たれてしまっている事も少なくありません。
#口コミが誇大宣伝になっている疑いあり

「こちらの歯医者さんは抜かないって聞いてきました」

いやいやいや、そんな事はありません。

拘ってはいますが、ダメなものはダメな場合も多々あります。

ただし、抜いた後の口腔環境や管理についてとことんまで考慮し、治療計画を導き出した上でその診断に至った経緯をご説明するよう努めてはいます。

歯科医院に対して不安や不満を感じる原因の一つとして【説明不足】は大きな要因です。

しかし、これは難しい問題でもあります。

昨今、説明しない歯科医師はほとんどいないのではないでしょうか?

そもそも患者様に聞く耳がなければ全く届きませんし、何度説明しても「聞いてません!」「初めて聞きました」と言われることもあります。

要は伝わらなければ意味がありません。

僕自身、何年経験していても患者様に届く魔法の言葉を常に模索している状況です。

ただ、伝える努力だけは怠らないようこれからも努めて参りたいと思います。

by tsukidate-dc | 2022-01-21 22:51 | Dr.勇樹 | Trackback | Comments(0)  

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