自民党総裁選が終わった。
一言で総括すると、高市早苗さんの落選は非常に残念だったが、最悪の事態(河野総裁)だけは免れた。
というのが素直な感想である。
主要メディアから泡沫候補扱いされ、様々な妨害を受けていた高市さんだったが、議員票の追い上げはお見事だったと思う。
逆に、ほぼ全ての主要メディアが河野さん推しで、自分達のおかげで総理にしてやったんだ!との目論みが外れた事で、しばらくは新政権もマスコミにネチネチとやられるだろう。
#早速昼の番組で嫌味言われてた
#今日はTV観たのよ
おそらく今回の総裁選でマスコミは相当に自尊心が傷ついたに違いない。
それにしても全国の自民党員の皆さんが河野さんを推す理由はなんだったんだろうと思う。
そして、何故こんなにも日本人はマスコミを盲信するのだろう?
調べてみた。
以下のデータは「世界価値観調査」で第7回目の結果である。2020.3月に公表され、日本では2019年に調査されたもの。

1自衛隊(81%)
2警察(79%)
3裁判所(78%)
4新聞·雑誌(68%)
5テレビ(65%)
6大企業(47%)
7行政(45%)
8環境保護団体(44%)
9国連(42%)
10政府(40%)
11労働組合(38%)
12女性団体(35%)
13国会(31%)
14APEC(29%)
15政党(26%)
16宗教団体(8%)
※調査時の設問は、信頼している組織·制度を複数回
答で選ぶというかたちではなく、信頼しているかどう
かを各組織·制度について聞くというかたち。
ポイントは、各組織·制度に対する信頼度は年次に
よって変動が見られる中、新聞·雑誌とテレビは「高
位安定」、宗教団体は「低位安定」が目立っていると
いうことだ。
他の先進国がいずれも新聞·雑誌に対してはほぼ5割以下の信頼度しかないのに、日本だけ7割近くと非常に信頼度が高く、政府への信頼度と比べて差が大きい点が目立つ。
この散布図には45度線を描き入れてある。この線より上では信頼度が政府より新聞·雑誌が上回り、下なら逆である。日本は45度線から上へ垂離している程度が世界の中で最も著しいのである。
他のG7諸国、すなわち、英米、フランス、ドイツ、
イタリアといった国では、日本と異なって政府も新
聞·雑誌もどちらも信頼できないという国民が多いの
であるが、政府はあまり信頼できないが新聞·雑誌は
信頼できると見なしている点で日本人は特異である。
日本と同等に新聞やTVへの信頼度が高い国は、フィリピンやバングラデシュ、中国と並ぶ。