Jacques•Attali Verbatim I 1981-1986
3行目から
将来的には人工削減の方法を見つけることが課題になってくるだろう。もちろん、我々は人を処刑したり収容所に送ったり、というような露骨な真似は出来ない。「そうする事が自分自身の為なんだ」と信じ込ませることで、上手に彼らを間引いていくことになる。その為には、何らかの事象、例えば、一部の人間を標的にしたパンデミックを起こしたり、経済崩壊を起こしたり、高齢者に悪影響を与えるウイルスを撒いたり、といったことが考えられるが、まぁ方法に関してはさほど重要ではない。とにかく、こういう事象を起こすことで、弱い者や恐れる者をこれに屈服するだろう。愚か者はこの事件を信じ込み、何とかして欲しいと嘆願してくる。そこで我々の出番。「これが、治療法だ」と救いの手を差し伸べる。こうして愚か者が自然淘汰される事になる。それは屠殺場に自ら進んで向かうようなものだ」
これは予言ではない。
予告だ!
と感じるのは俺だけ?