さて、先月衛生士さんとの勉強会を行いました。
テーマはカリエス診断についてです。
以前、歯科検診の大問題点として虫歯診断の【ばらつき】について触れた事があります。
個人差もさることながら、国によっても【ばらつき】があります。
個人レベルでの【ばらつき】がある以上、上記2点は結局同じ事じゃないか?と思うかも知れませんが、少し違います。
前者は「日本における虫歯の診断基準」に則ってもなお個人差が大きく出てしまうという事。
後者は国によって「診断基準そのもののばらつきがある」という事です。
メインテナンスや歯周サポート治療、定期検診がまだまだ国民の中に浸透していない日本では海外の基準をそのまま受け入れても効果は期待出来ません。
海外並みに自院の定期検診率やメインテナンス患者数が確保出来ている医院さんでは海外基準の方が向いていると思います。
保険点数が低く、数をこなさないと経営が厳しくなってしまう日本のシステムの中で【削りたがり】が増えてしまったのは仕方のない事です。
#ヒューマンエラーではなくシステムエラー
歯周病が広く認知されてきた中で予防に対する意識向上の機運は高まりましたが、まだまだ歯科医師、歯科衛生士、国民の【予防リテラシー】は低いと感じます。
#データを見れば明らか
ですので当院の中でも当然【ばらつき】が生じます。
例えば歯科衛生士さんがメインテナンスの中で「先生、虫歯があるので次回治療して下さい!」と報告してきても「これ、削らなくて大丈夫!」みたいなやり取りは毎日のようにあります。
でもこれってあまり続くのは良くないんですね。
#正義対正義は永久に平行線
【僕の診断基準の根拠の所在が何処にあるか】をハッキリと伝える事で、可及的にすり合わせをしていく作業が大切になってきます。
という事で今回はカリエス診断基準のすり合わせを行いました。
これからもまだ歯科検診がありますので頑張ります。
相変わらず(意味のない)歯科検診なんてなくなれば良いと思っている築舘でした。
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