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広告不要の広告必要

オンラインサロン内の記事やビジネス本で最も注目され、多くの人の関心が集中するのは【広告戦略】です。

そりゃあ、そうですよね!

何か事業を始めた時には多くの人にまずは知って貰わなければ話にならないし、集客できなければその事業は終わります。

ところが、この【広告(宣伝)戦略】は僕にとっては全く必要のない情報なのです。

国民や経営者の関心が高いので、多くの時間とページが割かれる情報は僕にとっては不必要な為、言うなればメインのおかずがない定食を毎日食べているようなものです。(それでも他のおかずが魅力あるので勿体ないとは思いません)

では、何故僕には【広告戦略】が不要なのでしょう。


広告不要の原点
古くからこのブログに目を通している方はお気付きかも知れませんが、僕はそもそも八戸に帰って来た時点で、これまで先代が行なっていた広告(看板の類)は半分くらい撤退してもらいました。

そして3年くらい前にHPを除く全ての広告から撤退したと思います。

僕が学んできた岡本ペリオ(スカンジナビア学派)は、メインテナンス(歯周サポート治療)が主体となる為、いきなり患者さんに増えられても対応が困難になるばかりか、治療が終了するまで1〜3年という長い年月を要する為、まずは一人一人とじっくり向き合う時間が必要でした。

当時のメンテ患者は0人で僕の1日の患者数は3〜4人ってところでしたから、時間もたっぷりあったので平気で1円にもならない歯周病の話を1〜2時間する事が可能だったわけです。

とはいえです。

この状況で湊高台はドクターが2名、スタッフが確か3名でしたから、(この頃は階上診療所があった)勿論経営状況としては逼迫していました。

当時僕は「僕の学んできた歯周治療は結果が出るのに3年かかる」と断言していたものの、やはり最初の頃は給料を貰うのが申し訳なかったです。

※実は当初はあまりにも申し訳なくて、自分が使用したい外科器具(クソ高い)等は自腹で購入していた時期もあります。当時はわずかながら大学からの退職金があったので何とか凌げたのです。


話が逸れましたので戻します。


広告不要の要点として、エンタメ業界と決定的に違うのは発信者1人に対するn数の許容量で、つまり僕1人が対応出来る人数には限りがある為、不特定多数の方に届いてしまう広告はそもそも不必要なんです。

例えばYouTuberだと1:n(何百万人)も可能ですよね。

結論として出したのは「1人が1人を連れて来るような患者との向き合い方がここでは最適」

という判断でした。
それでも初めての方へのエチケットととして10年前にHPだけは作りましたけどね!)

その際に考えたのは現在主流となる動画配信についてでしたが、YouTubeをプラットフォームに選んでしまうと、それこそ不特定多数の方に届いてしまう可能性があったのと、TVCM等も含め歯科医師法に抵触する可能性もあるという事でここまで触れずに来ました。

※医院の宣伝にならない様に、当院の患者さんにのみ有益な情報を届けようとした時、現在ならいくつか方法があるなぁと考えたりもします。

そしてこの10年間コツコツとやって来た結果として現在があります。ある意味では患者さんが1人もいなくなったとしても、1人から始めるノウハウを経験してしまったので、おそらく今後も広告戦略が必要になる事は無いだろうと確信しています。

唯一広告を出すとしたら「僕には広告不要なので、広告の勧誘はしないでね」という広告を出したいくらいです。

広告戦略を練る時は自分が対応可能なn数の許容量(フロービジネスなのかストックビジネスなのかも含め)の設計が重要!

というお話でした。

皆さん、無駄な出費は抑えたいですよね!

厳しいコロナ時代ですが、共に頑張りましょう!!



by tsukidate-dc | 2020-08-24 23:48 | Dr.勇樹 | Trackback | Comments(0)  

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