当院におけるこれまでの新型コロナウィルスの対応策と影響についてご報告します。
従来より歯科治療では様々な感染症のリスクがあるため、コロナショック以前から他業種に比べてある程度の知識と対応のノウハウがあるとは思います。
①まずはこれまでのスタンダードプリコーションの徹底。
診療毎のユニット(診療台)の消毒や使用器具の滅菌等は当然全て含まれています。
これに加えて
②診療毎の出入り口のドアノブの消毒
③診療前の含嗽剤によるうがいのお願い
④待合室の雑誌やリモコンの撤収
⑤トイレのハンドドライヤー使用中止、ペーパータオルに変換
⑥コロナウィルスに関する問診表記載
等です。
しかし、残念ながら新型コロナウィルスへの対応として我々歯科医院の設備では到底不十分だと言わざるを得ません。
その上、毎日毎日大量に送付されてくるコロナウィルス対策の要請は正直トンチンカンなものばかりです。
まず、「新型コロナウィルス感染が疑われる患者に対して」との表現が多いのですが、何をもって疑われる人なのかサッパリわかりません。逆に教えて下さい。
良心的な人であれば自分が感染しているかも知れないという自覚がある時点で来院しませんし、本人にも(熱や咳など)自覚がない場合、こちらも疑いようがありません。もし、悪意的にばら撒いてやろうなんて人がいたとしたら、それこそわざわざ我々に報告するとは思えません。
『感染が疑われる患者』の明確な定義って何なのでしょうか?
曖昧で的を得ないチンケな指示より「大変だけど、みんなで頑張ろう!」の一言の方がよっぽどマシです。
それでは当院のこれまでの新型コロナウィルスによる影響と思われる経緯です。
歯周サポート治療の患者さんでコロナウィルスを考慮してキャンセルしたのが2名。
通院中の患者さんで、次回の口腔清掃の日程を変更、延期したいと訴えた方が1名。
ニュースで明らかになった耳鼻科に通院中で、当該医師の治療を受けた患者さんからお電話があり、体調は万全だが行っても良いか?との問い合わせに、こちらから延期をお願いしたケースが1件でした。
現在のところはほとんど影響を受けていないと言って良いと思います。
怪しげな自称スーパードクター(斎藤正人先生)に心配していただかなくても大丈夫なようです。
現在のところ影響が少ない理由として考えられるのは、
①そもそも完全予約制なので、待合室が混雑する事がほとんどない。大抵は2〜3人です。
②診療室が個室というのも、無意識に安心できるのかも知れません。
③診療室から待合室への移動でも、動線は分離している。
これらはおそらく無意識に潜在的な安心感を患者さんに抱いて頂いているのかも知れません。
いつまで続くのかは分かりませんが、過酷な2年が明けたと思えば、今度はコロナ!
なかなか楽しませてくれます💧
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