人気ブログランキング |

論語を読む

中国古典


と言われると、自分には到底関係の及ばない世界の話だと思っていました。


時代は春秋戦国時代。映画にもなった漫画キングダムの頃(少し前)に存在した思想家達の総称が諸子百家です。


かつて周という強い国が、頭の良い学者達を囲っていたのですが、段々と国が弱くなるにつれ学者達は各地へ散らばっていきました。
春秋戦国時代という乱世に入り、少しずつ強い国が生まれてくると、この学者達はそれぞれの国でどうしたら強い国になるかを説き、高給で雇って貰いました。


現在に置き換えるとコンサルタントに相当するのだと思います。


その中でも、教え(コンサルティング)の種類をカテゴリー別にすると、仁徳や道徳(人格者形成)、つまりリーダー論を説いた儒家があり、(ざっくり言うと《意識高い系》です)

代表する思想家は、孔子、孟子、荀子、らです。

※その他、墨家、法家、道家、兵家(陰陽家)については今後勉強してご紹介します。


今回は孔子に焦点をあてたいと思います。

孔子は2500年前の人にもかかわらず、学のない僕ですらその名前くらいは知っていましたし、「子曰く」の人だよね?くらいの知識はありました。


長く歴史に名を残した人ですから、さぞかし天才だったのだろうと思いきや、遅咲きの苦労人だったそうです。


孔子は魯の国で生まれ、貧しい母子家庭で勉学に励み、政治の道を目指しましたが、名を成したのは50代になってからでした。大司冦(警察と刑罰を司る地位)までのぼりつめたのですが、それも束の間で政治闘争に敗れた後は14年もの間亡命生活を送ったそうです。

晩年、国に戻った孔子は政治から離れ、私塾を開きました。より良い世界を作る事を目指し3000人もの弟子を育てたのです。


孔子の教えや弟子との対話を、孔子の死後弟子達がまとめて書き記したのが、『論語』です。


僕は2500年もの長い年月消える事なく、生き続けた孔子の名言集だと理解しています。


ローランドの『俺か、俺以外か』の名言集も素敵ですが、2500年後に残る名言かは不明です。


今回500もの断章を全て読み解くのは不可能なので、今の僕自身に必要だと思う言葉、そして僕の周囲の人達へのメッセージを孔子の言葉を借りてお伝え出来ればと思います。


今回は孔子が人生で最も大切なこととして残した言葉を読み、終わりたいと思います。


子貢問うて曰わく、

一言にして以て終身これを行うべきものありや。

子の曰わく、其れ恕か。

己の欲せざる所、人に施すこと勿かれ。

これは子貢という商才に長けた優秀な弟子が、孔子に向けた質問です。

「人生における座右の銘などありますか?」

孔子は答えました。

「それは思いやりです。自分がされたくないことを人にしてはいけません」


恕(じょ)=思いやり


孔子はこの思いやりの先は、自分自身だといっています。決して自分を甘やかす事ではなく、自分自身で限界を作るなという意味があるそうです。

ではまた明日!
論語を読む_a0135326_12533170.jpg

by tsukidate-dc | 2020-02-12 12:33 | Dr.勇樹 | Comments(0)  

<< 長女にまつわる不思議な話 哲学を学ぶ >>