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PDCAサイクルは古い?

ビジネスの世界でPDCAサイクルは、もう時代遅れだと囁かれて久しいようです。

かくゆう僕も大昔ですが経営セミナーの類やスタッフ育成セミナー等で耳にしました。

失敗した時の対処法として引っ張り出されるネタにもなっていますね。

「そうか、PDCAの時代はもう古いのか。良し、対応しよう!」

とはならないです。

ビジネスから発想のヒントを得る事はありますが、決して医療とは交わらないと思う部分が殆どです。

例えば今回の、PDCAのケースで簡単に解説してみましょう。

良く引き合いに出されるのはOODA Loopで現在日本でも広く認知されるようになりました。
みる  (見る、観る、視る、診る)     Observe 
わかる (分る、判る、解る)          Orient 
きめる (決める、極める)           Decide 
うごく (動く)                 Act 
みなおす(見直す)        Loop 

これら5つのプロセスの頭文字をとっています。GAF Aを筆頭にシリコンバレーのベンチャー企業が取り入れてきた戦略理論と言われています。
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自律分散組織、ワクワクする組織、ティール組織、ホラクラシー、ネットワーク組織といわれる特徴を兼ね備えた次世代組織「すぐ決まる組織」を形成する為の理論と言えるでしょう。

直感等の人間の潜在能力を活かした瞬時の判断と実行の思考法ですので、もし、僕がOODA Loop思考法を取り入れるなら、それは日常生活の範囲内です。

歯科医院という僕の職場に大規模に取り入れる事は不可能です。何故なら一般の企業体と根本的に異なる点があまりに多過ぎるからです。例えば会社なら、最初は、平社員でも業績や経験を積めば、役職も変わり社長まで上り詰める事も有り得るでしょう。僕等の職場でそれは不可能です。歯科助手は30年勤めても、ベテランの歯科助手になるだけです。歯科衛生士も然りです。それぞれの役割は法律で明確に定められていて、個人が瞬時に判断して実行する事は、ある意味、法律違反を意味します。

国家資格という大きな壁が存在している為、歯科助手を人生かけて頑張っても社長と呼ばれる人のように稼ぐ事は出来ません。それは僕も同じ。どこまでいっても一歯科医師であり、それ以上でもそれ以下でもありません。

でも、自分達が仕事さえすれば常に感謝してもらえる職業です。反社の人だろうが、例えビルゲイツだろうが診療台に座れば一患者となります。どんな立場の人だろうが目の前の患者の為に自分の仕事を全うすれば感謝してもらえるありがたい職業です。

なので僕は組織形成において、戦略理論を考えるより、やり甲斐を与える方が大切だと考えています。

また話がそれてしまったので戻します。(話が脱線するのは師匠譲りだと自負しております)

PDCAサイクルは環境の変化がないという前提が成り立てば有効であるとするならば、寧ろ我々の職場向きなのかも知れません。
PDCAサイクルは古い?_a0135326_08371103.jpg

厳密には診療行為と組織形成を明確に分けて考える必要があります。

説明が遅れましたが、そもそもPDCAサイクルとはPlan(計画)→ Do(実行)→Check(評価)→ Act(改善)の 4段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する事です。

これは診療行為に置き換えると、気持ち良いくらいハマります。医療行為を行う上で歯科医師の絶対的な役割として診断があります。この診断に基づき治療計画を立て、説明し、同意が得られたら実行に移します。治療後は再評価を行い、メインテナンスでは必要に応じて改善を行います。

現在、ビジネスの世界ではPLAN(計画)を立案している時点で《もう遅い》とされます。

確かに組織形成や業務形態の観点から言えば、計画に割く時間は要らないかも知れません。

結局の所、自分のアイデンティティに逆らわずに、行動していると、後に本やメディアで自分の行動や思考法にそんな名前がついていたんだと気付かされる事は少なくありません。今や何にだって名前がつけられているし、勝手にカテゴライズされ、分析されていると感じます。

本当に必要な計画かを見極め、必要な物なら時間を惜しまない事も重要であれば、想定外の事が起きた時に直感を働かせ、冷静に判断し、周りの人に速やかにサポートしてもらえるような環境を作る事がリーダーには必要なのだろうと思います。

という事で、これまでも、これからも経営セミナーの類(歯科経営セミナーや人材育成のチラシは毎日のように送付されてきます)やコンサルは僕にはまだまだ必要無さそうです。

頑固者で申し訳ありません。

あらゆる戦略理論は、業務や環境によって選択するべきだし、根拠があったとしても行動理論なので、絶対的な物として捉えるのは複雑すぎるのではないか?

という結論に至りました。

自分を信じて、前に進んで行きましょう!

by tsukidate-dc | 2020-01-05 23:23 | Trackback | Comments(0)  

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