previously on Challenge
第1話では、新たな挑戦に伴い、スタッフを共犯者(共感者)にするべく説得しました。(現時点ではまだ概要のみ)
第2話 Background
今回はこの挑戦に至る背景についてお話したいと思います。
最終目標は「歯ブラシの意味、概念を変えたい」でした。
歯ブラシの【意味】に焦点を当ててみると、
実は既に20年間、僕等は患者様に対して、歯ブラシの【意味】を変えて来ました。
つまりどういう事かと言うと、例えば当院では全ての患者様に対して、初診時ではあらゆるデータを取ります。
その一つに歯周精密検査があるのですが、この検査結果を診断し治療計画を立てる上で、病気を治す為に必要な【アイテム】を個々の病気の状況に合わせて選定します。このアイテムが歯ブラシです。
それも、スウェーデンを世界トップの予防先進国に押し上げた、最も実績と信頼の高いTepe社製品の中から選定しています。
勿論、個々の製品の正しい使い方についても合わせて説明しています。
ここまで説明した時点で、患者様にとっては既に歯ブラシの【意味】は変わっています。
どのように変わるかと言うと
どこにでもある【日用品】としての歯ブラシから自分の病気を治す為の【必需品】に価値が上がります。
これは長年当院に通う患者様のほとんど全ての方が、我々が選定した歯ブラシを購入しているので、実証済です。
「もし、この【意味】を持った歯ブラシが買わずに済み、プレゼントされたら?」
この発想が全ての始まりでした。
答えは出ています。
数年前から僕等は、時々ですがクリスマスバージョンのTepeをプレゼントしたり、様々な場面でスポット的にプレゼントした事があります。
その反応は、言うまでもなく大喜びでした。
【日用品】としての価値しかない歯ブラシではあり得ない事です。
ドラッグストアやコンビニ
で買ってきた一本の歯ブラシを貰って嬉しいですか?
って事です。
SNSが発展している現代では
「歯医者さんの99%が推奨しています」等の誇大宣伝(ウソ)はもはや通用しません。
とはいえ、嬉しい事もあると思います。何故なら日用品の歯ブラシでも、瞬間的に価値を高める事があるからです。被災地域で例えるとわかりやすいですよね。歯ブラシ自体そのものが不足する場面や期間です。
でも、継続はしません。
ここで1つの結論が得られます。
専門家がしっかりと検査を行い、個々の病状に合った歯ブラシを選定する事で、歯ブラシはどこにでも存在する【日用品】から病気を治す為の【必需品】となる。
これで、1つのアイテムが生まれました。
それはプレゼントされたら確実に喜んで貰えるアイテムが出来たという事です。
ここからがこのアイテムを継続的にプレゼント出来る仕組みを考え始めたキッカケです。
その為には歯ブラシの【意味】だけではなく【概念】も変える必要があると考え始めました。
何やら面白くなっていきそうです。