お腹の圧迫感で靴下を履くのが辛くなったタイミングでダイエットを始める築舘です。
アイスクリームが美味しく感じられる季節ですが、やってやります。
さて、4月、5月は歯科検診月間でした。
僕も当然参加(ただし、僕は以前も記載した通り、現行の歯科検診不要論者です)したわけですが、小学校と中学校の生徒さんを診させていただいて、いくつか気になる点がありました。
虫歯に関しては、やはり親御さんの意識変化なのか若干減少傾向にあると感じましたが、やはり良く磨けている子と全く磨けていない子の差は大きく感じました。
先日は1歳6ヶ月児検診も行いましたが、その時は、沢山虫歯があるお子さんはほんのわずかでした。
そこで、虫歯が沢山あるお子様を持つ親御さんに注意です。現在は多数歯齲蝕はネグレクト疑いで通報される時代です。我々には通報義務があります。ご注意下さい!
直接注意した時に決まって言われるのは、「遺伝のせいなのか虫歯になりやすい体質みたいで...」や、「暴れて、若しくは眠ってしまって磨かせてくれない」「仕事で忙しい」等です。
残念ながら、現在は通用しません。その虫歯は体質ではなく磨きを怠ったせいです。稀にそういったケースもありますが、歯磨きを行なっていれば、最初の虫歯に気付くはずですし、その時点で歯医者に連れて行かなかった証拠が口の中に残っているわけです。
どれだけ暴れても眠ってしまってもその子の為に磨いてあげましょう!我々のような歯医者に怖い思いをさせられるより、よっぽど幸せだと思います。
当然虫歯は気になるところですが小学校や中学校で特に気になったのは歯列不正(歯並びや噛み合わせ)が多いと感じた事です。小顔になってきている影響なのかは不明ですが、これは他の先生方も同意見でした。
個人的には、歯列不正単体では疾患だとは思っていません。むしろ、個性であるとさえ思っております。勿論、その事で噛めない、歯周病や虫歯のリスクを高めている等の問題は考慮しなければなりませんが、いずれにせよ近い将来、歯列矯正のニーズはもっと増えてくるのかも知れません。
6月も3つの施設での歯科検診が控えておりますので、また何か気付きがあればご報告しまーす。