もう、何年も自分は温厚になったと自負していたのですが、今日は本当に久し振りにブチギレました。
とてもとても静かに、心だけでブチギレました。
いや、もしかすると言葉にも出てしまっていたのかも。
そう言えば相手の声が震えていたような気もする。
思い出すだけでワナワナしてしまうので、詳細については気持ちが落ち着いたら記載しますが、昼間の通信障害の件で大手メーカーの対応にプツッと音が聞こえるくらいキレてしまいました。
殿様商売もあそこまでいけばあっぱれです。
ただ、得るものもありました。医院の電話が全く使用出来ない状態で、午後の診療開始までは残り20分。
修理が来るのは明日。
このままでは、確実に午後の患者さんにご迷惑がかかってしまう。
追い込まれた僕は「考えろ、考えろ」と自分に言い聞かせ、無脳なりにも冷静に整理してみました。ヒントになったのはオペレーターの言葉。「お客様の所に光信号を送信しましたが、受診していない」と。
それまでは電話対応にイライラしながら、理解できるはずもない配線や機器類を眺めて焦っていましたが、受診していないということは配線を見ていても仕方がないなと。そこで、大元の電源に注目してみました。
停電はしていない。
電気は来ている。
であれば、どうも無停電電源装置が怪しい。1〜2年前にバッテリーを交換したばかりなので、無意識のうちに壊れているはずが無いと思い込んでしまっていたが、やはりコイツが怪しい。
どうせ修理が来るのは明日。
午後の診療前に復旧が見込めないなら、いてまえー!って事で、無停電電源装置を仲介させず、別電源に切り替えて、よく分からない大きなBOX型機器の主電源らしきボタンを「エイッ!」と押して見ると、なんと完全復旧する事が出来ました。
これで無駄に修理代が浮いただけでなく、原因まで判明する事が出来ました。
何気なくヒントをくれたオペレーターにそこだけは感謝ですね。事情を知った上で「それはもう修理ですね」と言われましたが。
まずは他の頼りになりそうなお殿様メーカーを探そうと思います。
最後に、「人のふり見て我がふり直せ」。
きっと僕も同じような思いを患者さんにさせてしまっているのだと思います。
“今”
何とかして欲しい患者さんの希望に応えられているとは思わないからです。
それこそ
今、
当院が直面している最大の問題です。時間が無いなりに、真摯に対応しなければならないと肝に命じます。そして、出来る限り早く通常の予約環境となるよう全員で取り組みたいと思います。
大企業には真似出来ない少人数ならではのフットワークの軽さという武器を最大限に活かせればと思います。
そんな事をふと思い出させてくれた事だけは感謝します。
今日も長々とありがとうございました!