Diagnodent Pen

この機器は、光学式う蝕検出装置で、簡単に言うとレーザーを応用した高性能の虫歯発見器です。実は前の機種は当院がリニューアルする以前から、導入を検討し、デモ機を使用していた経緯もあったのですが、受け入れ側の当院の予防中心とした診療システムの状態も含めて課題も多く、今日まで導入を見合わせておりましたが、この度最新機種が登場した事を受け、再度検討し、導入する事になりましたので、簡単にご紹介させていただきます。
まず、こちらをご覧ください。

虫歯の検出率のデータです。
このデータだけを見ると、衝撃的に思えますが、あくまでも“ある条件下”での結果です。
また、上記の方法いずれか一つだけで診断する事もありません。
ただし、歯医者さんが虫歯が無いと言ったからといってそれが絶対的なものではない事も事実です。我々歯科医師も発見した虫歯しか認識していないからです。我々歯科医師はこのデータを真摯に受け止めなければいけません。
虫歯は表面が発見困難な程小さくても、中で拡大している場合も多く、特に小児では10~50%に認められる、いわゆる”hidden caries”(隠れたう蝕)と呼ばれる非常に診断が困難な症例もあるのです。
ダイアグノデントペンを導入する事で、発見率は100%になるかというと、それも違います。ただし、これまでの診査方法に補足として用いる事でこれまでとは比較にならない高感度の診断結果が得られます。
また、ダイアグノデントペンの大きな特徴でもあります信頼性の高い再現性。予防を行う上で重要な項目です。これにより虫歯のモニタリングが可能となり、従来の写真撮影に加える事により、治療の必要度についても確実な診断が可能となります。
ダイアグノデントペン導入により、より高度な診断。そして新たな患者様とのコミュニケーションツールとして予防に対する意識、モチベーションの向上に繋がる事を期待しております。

下山さん、大雪で大変な中、本当にありがとうございました。
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by tsukidate-dc | 2012-01-14 16:07 | 設備紹介 | Trackback | Comments(0)